九星象意


九星象意


一白水星 次宮
 総合象意
 水の性を代表する。
 ゆえに水に縁のあるものはすべて一白である。
 かたちあるものは雨、雪、氷、霜、雲、霧、海、川、井戸、水道、泉水、池、湖、沼、溜り水な
ど、かたちなきものは、寒気、冷気、水気等、すべて一白水星の範時に入る。
 物品でいえば、酒、ビール、ウイスキー、コーヒー、紅茶、インキ、油、など、すべての液体。
行動でいえば、洗濯をする、入浴する、洗面をする等。人事にとれば、色情、恋愛、病気、貧窮な
どをあらわす。
 また、一白は、易の「次」であり、次は「陥」であり、「凹み」であり、「穴」である。ゆえに、
くぽんだもの、穴、隠れたもの、潜んだものをすべて一白とする。九宮にとれば、北方の次官であ
る。次宮に入ると、北の気を受けて、運勢も冬枯れの影を呈し、樹木のすべて落葉するごとく、人
もまた、落睨、窮乏、沈論のすがたをあらわす。顛難苦労の極であり、ゆえに次を悩みとし苦労と
する。しかし、この困難の極を経て、やがて一陽来復の春を迎えるのである。
 大体、水というものがそういう性質を持っている。山間に降った雨の一滴が、草や本の間をくぐ
り、あるいは岩にあたりして、粒々辛苦、渓流に流れこみ、やがて他の川と合して、末ついに大
海となるのである。ゆえに、大いに苦労し穀難困苦を経て大をなす意を持っている。ゆえに、穀難
困苦の星とするのである。
 また、流水が他の流れと交わって河となるところから、。交わる’という象意が生じ、外交、と
か、性交などの意も出て来、さらに拡大して、帯、ひも、縄、糸などを結んだり縫ったりする作用
も一白の象意として考えられるのである。                  ・
 〔総 説〕
 水、穴、凹み、低い所、流動するもの、浸透するもの、溶解するもの、暗黒、秘密、煩悶、気迷
い、憂愁、校揖、疑惑、失恋、私通、色情、多情、行方不明、睡眠、飲む、曖昧、不景気、奸智、
隠匿、敗北、沈没、塗装、情交、入浴、水泳、魚釣、下層社会、下品、下級品、粗悪な品、冷淡、
放浪、零落、執拗、濡れる、遊蕩、等。
 〔人 物〕
 中年の男、外交員、智者、悪人、盗人、盲人、姦婦、淫婦、遊女、妾、女中、病人、色情狂、死
者、服喪者、養子、妊婦、潜行者、亡命者、脱走者、脱獄者、スパイ、堕胎児、すり、等。
 〔人 体〕
           ぼうこう e23
 腎臓、陰部、子宮、膀胱、脊髄、尿道、肛門、鼻孔、耳、血液、汗、涙、姻呵前借J、精

九星象意
 〔動 物〕
 豚、馬、狐、もぐら、水鳥、端端、生魚類、螢、おたまじゃくし、虫類の卵、主として下級動
物、水に関係ある動物一切。
 〔植 物〕
 水仙、福寿草、蘭、藻類、水蓮、寒椿、寒紅梅、柊、檜、へちま、瓢箪、水に関係ある植物一
切。
 〔天 象〕
 冬、月、雨、雨雲、寒気、冷気、雪、霜、霧、雲、水蒸気、満潮、干潮、暗夜、水害、北風、
等。
 〔雑 象〕
 濡れる、流れる、思う、憂える、愁い、刑、隠れる、蔭のこと、法律、毒、疾、悩む、情、愛、
交際、災害、敗れる、喪、哀れ、泣く、秘密、情交。
 〔時 間〕
 子の刻、午後十一時から午前一時まで。
 〔数〕
 一と六。それに関連して、十一、十六、二十一、二十六、三十一、四十一、等。
 〔色 彩〕

 黒。

〔味〕
 かんみ
 鹸味



二黒土星  坤宮
 
総合象意
 土の性を代表し、大地をあらわす。
 ゆえに、大地のはたらきを以てその象とする。
 大地は草木五穀の種子を土中に宿し、これを滋養して生育する。すなわち、万物の母体としての
性質とはたらきを持つ。柔順撫育の星であり、。坤に致役す’という通り、‘はたらく者の星である。
すなわち、勤勉、努力、労働、稼ぐ、ということを特長とする。ただし、また、万物がその業を果
たして帰着する`ところも土であるということも、考慮に入れねばならない。
 〔総 説〕
 地球、大地、土、無、部下、服従、目下、古い問題、古い知人、生産、労働、営業、慈悲、謙
遜、厚、貞節、勤倹、りんしょく、忍耐、育成、正直、愚鈍、消極、不決断、安い、損失、失う、

 〔人 物〕
 M珀、妃、女官、臣、け、勁、主婦、老婆、姪、庶民、民衆、川体、専務、次川、助役、郊役
夫、工夫、労仙者、貧困者、股夫、土木事業関係者、寡婦、無能力者、迷子、等。
 〔人 体〕
 腹部、牌臓、消化器、右手、血。
 〔病 気〕
 胃かいよう、胃がん、腹膜、下痢、食欲不振、胃酸過多、胃拡張、嘔吐、肩こり、不眠症、健忘
症、精神虚脱症。
 〔業種と職業〕
 不動産業、農業、土木工事請負業、練瓦、瓦業、陶器業、木炭業、雑穀業、乾物業、建築材料
業、中古衣類業、古道具屋、古銅鉄業、農具業、左官業、産婆、産科医、炭屋、瀬戸物店、胃腸病
医、葬儀屋、大衆菓子店、雑貨屋、一般勤労者、等。
 〔品 物〕
 木綿織物一切。中古衣類、敷布、敷物類、農具、碁盤、将棋盤、空箱、米びつ、たどん、灰、古 s
                                                 
道具、古銅鉄、メリヤス製品、畳、ござ、袋、等。



 〔場 所〕
                                                54
 野原、平地、平原、空地、田畑、農村、辺地、公園、野球場、城趾、林、田舎町、場末の地、光 2
線の届かぬ所、墓地、倉庫、相撲の土俵、等。
 〔食 物〕
 玄米、そば粉、鉄、餅類、甘藷、馬鈴薯、里いも、羊肉、豚肉、かまぼこ、はんぺん、ちくわ、
おでん、煮豆、五目そば、大衆的な菓子、等。
〔動 物〕
 牛、牝馬、牝牛、羊、山羊、猿、蟻、烏、土蜘蛛、地中の虫類。
〔植 物〕
 苔、わらび、茸、黒柿、黒檀、本の根、等。
〔天 象〕
 曇天、おだやかな日。
〔雑 象〕
無、虚、四角、載せる、りんしょく、迷う、失う、慎しむ、寛容、資本、長びく、卑し
い、欲。
〔数〕
 五と十。それに関連して、十、十五、二十五、三十五、等。
〔色 彩〕
 黄色。
〔味〕
 甘味。


三碧木星 震宮

 総合象意
 三碧木星を「震」とする。
 震は「振」であり「進」であり、「伸トである。
 振は振動をあらわし、進と伸は草木の。発育輔頬牡我収糾す。
 一白・玖の厳冬をしのいだ草木の根が、二黒・坤の大地に撫育されてあたらしい芽を出し、三
碧・束の太陽の光を受けて発育伸長する。
 震を。あらわるる‘と訓ずる。音声によってあらわれ、かたちによってあらわれる。春きたって
土中の芽が地上にあらわれ、また、太陽が東にのぼると、暗黒の闇が消えて、万物のすがたがあら
われる。ゆえに本命星が東の震宮に入ると、過去のすべての善業、悪業がおのずからあらわれるよ
うになる。あるいは古い病気があらわれて再発ということも起きる。
 震を雷とする。冬の陰の気が春の陽の気と合して振い動き、雷となるのである。
 その忿怒激発するときは、天に轟き、地を震わせ、雷鳴は百里の先まで驚かせるのである。ゆえ
に、この星は、声と音を発するものすべてを象意とする。
 また、この星は、地震の星であり、驚愕の星であり、新規に事を起こす星である。
 〔総 説〕
 春、音、雷鳴、顕現、電気、言語、弁才、嘘、評判、音楽、活動的、進行、向上心、猪突猛進、
生物、成長、新規事業、新品、発明品、発見、発芽、震う、声、成功、発表、旺盛、盛大、昇る、賑
やか、講演、説教、応答、伝言、命令、通知、呼び出し、訊問、談判、争論、喧嘩、欺隔、詐欺、
脅迫、冗談、軽率、短気、射撃、声あって象なし、驚き、地震、火災、移転、等。
〔人 物〕
 長男、皇太子、青年、祭主、著名人、ものを説明する人、等。
〔人 体〕
 肝臓、咽喉、左手、左足、栂指。
〔病 気〕
 ヒステリー症、百日咳、喘息、喉川糾核、恐怖症、黄疵、足の病気、剔州、神絲痛、肝脳病、脚
気、打身、逆上、発狂。
 〔業種と職業〕
 電力会社、ゴム関係事業、楽器関係事業、電信技師、交換手、ラジオ、テレビ、電気器具関係事
業、レコード製作販売事業、アナウンサー、音楽家、歌手、講釈師、音曲指南者、噺家、音楽隊、
生糸商、造園、植木職、文芸家、青物商、鮨屋、パチンコ屋、等。
 〔品 物〕
 ピアノ、オルガン、ラッパ、アコーディオン、ラジオ、クラリオネット、レコード、蓄音器、三
味線、琴、笛、尺八、ヴァイオリン、マンドリン、琵琶、太鼓、つづみ、鈴、拍子木、鐘、木魚、
ハーモニカ、聴診器、鋸、ブラシ、歯ブラシ、花火、ピストル、ダイナマイト、大砲、小銃、火
薬、爆発物(原爆も)。
 〔場 所〕
 震源地、戦地、演奏会々場、講演会々場、発電所、電話局、音楽堂、放送局、レコード吹込所、
電燈会社、林、植木市場、春の庭園、春の田畑、青物市場、生垣、夜店、急行列車、等。
 〔食 物〕
 鮨、酢のもの、柑橘類、みかん、夏みかん、レモン、ネーブル、グレープフルーツ、ザボン、
柚、栓、梅干、若芽、海藻類、等。

〔時 間〕                              
 卯の刻、午前五時から午前七時まで。
〔数〕
 三、八の数字。それに関連して十三、十八、二十三、二十八、等。
〔色 彩〕
 青。
〔味〕
酸味。




四緑木星 巽宮

〔動 物〕
                              さえず                
 馬、鷲、鷹、つぼめ、鶯・カナリヤ・雲雀・目白等すべて嚇る鳥一切。鈴虫、松虫、くつわ虫、。
蝉、鯛、蛙、虻、蜂、多足虫、蚤、百足、等。
 〔植 物〕
 野菜、盆栽、植木、草木、海草、竹、茅、花、草の芽。
 〔天 象〕
 春、晴、雷鳴、雷雨、落雷、地震、地すべり、噴火、等。
 〔雑 象〕
 進む、昇る、講演、説教、進言、声楽、口笛、読経、口論、虚言、冗談、声あって形なき象、銃
声、決断、噪ぐ、短気、等。
 総合象意
 巽を斉うとする。ととのえるということが、四緑木星の性質である。
 三碧木星において発育成長したものを、四緑が斉えるのである。仕上げる意である。
 巽を長女とするのは、あながち、長男、長女という意味の長女にかぎったものでなく、すべてに
長じた女性を意味する。ととのった女性である。女性として女ひと通りのことをわきまえ、礼儀作
法を身につけて、心身ともに発達した女性という意味である。
 巽を風とする。風とは空気の千不ルギーである。三碧で芽を出し、若葉をしげらせた草木は、酸
素とオゾンをたっぷりふくんだ活力にみちた初夏の空気を吸い、薫風を浴びて、ぐんぐん繁茂し、
しだいに草木樹林としてのすがたをととのえていく。
 巽を順うとする。風は万物にさからわず、順うからである。巽を長しとする。長くのびつつかた
ちをととのえるからである。ゆえに長きもの、縄、紐、うどん、そば、長虫といわれる蛇など、み
な四緑を象意とする。
 巽を遠方とする。長いという象意を距離にとれば遠方だからである。


また、ととのうというところから、結婚の星であり、信用の星とされる。
 〔総 説〕
 空気、風、遠方、旅行、活動、成長、多忙、外交、雇用、営業、実業、整頓、理解力、信用繁
昌、縁談、長期、遅延、就職、進退、往来、不決断、出入り、長いもの、取り引き、音信、仲介、
清潔、外出、空を飛ぶ、行違い、考え違い、解散、疑い。
 〔人 物〕                                    ゛
 長女、髪ありて寡髪なる人、白眼がちの人、仲介人、商人、旅人、案内人、行商人、交通関係の
人、物を配達する人。
 〔人 体〕
 股、腸、頭髪、神経、気管、食道、動脈、筋、屁、呼吸器、等。
 〔病 気〕
 呼吸器病、風邪、内臓疾患、瞥部の病、神経痛、脱肛、胆石病、喘息、小腸・毛髪の病気、わき
が、等。
 〔業種と職業〕
 製紙業、紡績業、貿易業、商社、パルプ・木材業、毛糸業、綿糸業、輸送業、信託業、電線製造
業、郵便局、通信販売業、洋品店、建具職、大工、材木商、指物師、セールスマン、等。
 〔品 物〕
 木材製品、電線、針金、電柱、糸類、紐類、縄類、鉛筆、マッチ、遊動円木、ブランコ、手紙、
はがき、扇風器、うちわ、ふいご、通風器、香具、線香、等。
 〔場 所〕
 道路、電車や汽車の軌道、材木置場、飛行場、船着場、神社、等。
 〔食 物〕
 うどん、そば、マカロニ、スパゲッティ、うなぎ、あなご、どじょう、ねぎ、にんにく、肉類の
煉製。
 〔動 物〕
 へび、海へび、みみず、地虫、とんぼ、きりん、鶴、蝶、等。
 〔植 物〕
 草、朝顔・へちま等の蔓草、柳、松、杉、栗、蘭、百合、バラ、南瓜、ぶどう、菖蒲、等。
 〔天 象〕
 風、密雲あれど雨降らざるの象。
 〔雑 象〕
 整う、整理、信用、縁談、旅行、船舶、通勤、世話、教え、温順、遠方。
〔時 間〕

五黄土星八八中宮
 辰の刻、午前七時から午前九時まで。
 巳の刻、午前九時から午前十一時まで。
〔数〕            。一
 三、八の数字、それに関連して、十三、十八、二十三、二十八、等。
〔色 彩〕
 青色。
〔味〕
 酸味。
 

総合象意
 五黄土星は中央に位置し、太極をあらわす。すなわち、ものの生命の最も盛大なるすがたであ
る。炊の一白に始まり、坤の二黒で胚芽し、震の三碧で発育し、巽の四緑で斉って、五黄において
中原に鹿を遂い、力を出しきって世に君臨するのである。
 ゆえに、九勢中、一番つよい星であり、帝王の星とされる。支配者の星として、他の星と別格に
されるのである。しかし、強烈な星であるから、壊乱の星とされ、腐敗、死滅の星ともされる。
 〔総 説〕
 土、腐敗、天変地異、破壊、。慢心、古い、悪習、病気、中毒、化膿、熱、火災、病気、死、破
産、故障、使用不能、古い問題、詐欺、窃盗、強盗、無礼、迷信、全滅、脅迫、貧窮、暴欲、不景
気、虚言、反逆、惨虐、酒乱、喧嘩、葬式、絶望、失職、暴行、家庭内のトラブル、不景気好景気
の分かれ目、等。
 〔人 物〕
 帝王、首相、社長、元老、支配人、老人、高利貸、悪漢、盗人、狂人、無頼漢、暴力団、強盗、
殺人犯、惨死者、自殺者、死人、不具者、乞食、死刑囚、浮浪者、等。
 〔人 体〕
 牌臓、五臓。
 〔病 気〕
 牌臓の病、肝臓・心臓・腎臓の病、脳溢血、高熱病、便秘、がん、できもの、固疾、等。
 〔業種と職業〕
 肥料業、船舶自動車解体業、金融業(高利のもの)、古道具業、屑物業、葬儀社、古銅鉄業、家
屋取毀業、下水掃除人、塵埃取扱人、汚物汲取人、屠殺業、等。
 〔品 物〕

六白金星匹北大乾宮
 古道具、不用品、再製品、売れ残り品、きず物、壊れた物、腐った物、荒廃した家、その他、役に立たなくなった物。                                      
 〔場 所〕
 戦場の跡、火葬場、墓地、不耕地、火事場の跡、塵芥処理場、屠殺所、荒地、汚ない所。
 〔食 物〕
 腐敗したもの、かびた物、売れ残り品、再製品、食べ残し物、粗末な食品、出しがら、納豆、味
噌、酒の粕、等。
 〔動 物〕
 猛獣類、毒蛇、南京虫、油虫、蚤、しらみ、蝿、蚊、毛虫、等。
 〔植 物〕
 毒草、毒きのこ類。
 〔天 象〕
 曇り、天候の悪化、大荒れ、地震、腿風、津波。
 〔雑 象〕
 病気、強情、暴欲、兇暴、死屍、屑物、悪化、損耗、荒涼、廃業、腐敗、壊乱、天変地異、全
滅、爆発。
 〔時 間〕
 なし。
〔数〕
 五、十。
〔色 彩〕
 黄色。
〔味〕
 甘味。


九星象意
総合象意
 六白金星は天の星である。乾を天となす。。天行健なり”という。乾は「健」であり、健やかで
あり、生々燎原たる光輝を放つ。乾を高貴とし、上とす。ゆえに、太陽、神、仏、君主、祖先、
父、主人、師など、敬うべきもの、尊ぶべきものを象意とする。すなわち、六白は、尊貴、高尚、
富饒の意をあらわす。物品にすれば、上等な品、高級品である。
 また、天は万物を覆うから、覆うもの、包むもの等もすべて六白の象意とする。
 巽で斉い、中央で活躍した人の運勢も絶頂に達して、乾でその盛運が止まり、幸運も終わる。

 〔総 説〕
 天、充実、完了、終末、収穫、完成、充満、球体、円形、富豪、名誉、権威、官庁、法律、権
利、裁判、刀剣、闘争、完全、上等、高級、上品、寛大、施す、正直、財産、全盛、晩年、剛健、
堅固、尊崇、高貴、向上、大器、老成、政治、傲慢、祖先、供養、相場、光、模範、首脳部会議、
等。
 〔人 物〕
 天皇、大統領、首相、各大臣、社長、父、夫、管長、主宰者、頭目、軍人、資本家、官吏、等。
 〔人 体〕
 頭、顔、首、肋骨、脊柱、骨、肺臓。
 〔病 気〕
 熱のある病気、むくみのある病気、頭痛、骨折、逆上、眩9 、狂気、脳溢血、皮膚病、精神過
労、等。
〔業種と職業〕
 官吏、軍人、大会社の社員、自動車業、機械業、航空機業、生命保険業、電鉄業、羊毛業、皮革
業、タクシー会社、米殼業、時計業、貴金属業、金銀商、絹織物業、ガラス・鏡の製造販売、真珠
商、証券会社、法律家、易者、守衛、飛行家、その他機械の運転者一般。
 〔品 物〕
 宝石、貴金属、時計、汽車、電車、自動車、自転車、飛行機、ミシン、大砲、小銃、機関銃、証
券、手形、小切手、時計、指輪、首飾、帽子、鏡、ガラス、傘、蚊帳、風呂敷、手袋、足袋、靴
下、高級衣類、羽織、外套、等。
 〔場 所〕
 神社、仏閣、宮城、教会堂、官庁、衆議院、参議院、大ビルディング、劇場、学校、博物館、都
市、繁華な所、山の手、高台の地、塀垣、城壁、物見台、競技場、競馬場、等。
 〔食 物〕                                          \
 白米、大麦、小麦、大豆、小豆、粟、メロン・西瓜・リンゴ等の果実類、氷、アイスクリーム、
氷砂糖、柏餅、饅頭、いなり寿司、のり巻、おはぎ、紙やセロハン等で包装した菓子類、干魚、干
貝、鰹節、上等の食べもの、高級な薬品、辛味、塩類、等。
〔動 物〕
 竜、馬、良馬、老馬、ライオン、虎、鳳凰、犬、猪、等。
〔植 物〕
 薬草、菊の花のように秋に咲く花、果樹、果実。

〔天 象〕
 晴天、青空、晴天なるも天気くずれやすい象、寒気、霜。
〔雑 象〕
 充実、完全、堅固、戦、威、飛、福。
〔時 間〕
 戌の刻、午後七時から午後九時まで。
 亥の刻、午後九時から午後十一時まで。
〔数〕
 四、九の数。これに関連して十四、十九、二十四、三十四、等。
〔色 彩〕
 飛白色。
〔味〕
 辛味。


七赤金星

総合象意
 七赤金星を兌とする。                                 
 兌は方位にして西であり、西を秋とし、秋は五穀や果実の成熟する時期である。それは収穫を意
味する。その収穫は、収入であり、金である。兌を金とし、悦びとする所以である。
 また、兌は、食物をロにしてよろこんでいるかたちをあらわす文字で、すなわち、「悦」である。
ゆえに、兌を笑いとし、たのしむとし、饗宴、宴会とする。
 兌は口であるから、言説を述べることも象意とする。ロは、たのしめば歌となり、悪くすると舌
禍をまねき、争論となり、かつ、世間の風評、評判となる。
 兌の争いは、金銭上の争論であり、借金の紛争である。
 兌を少女とし、また、兌を沢とする。沢とは山と山との間に水の流れているところで、ゆえに、
象意として、窪地、低地、沼沢地をあらわす。
 中央において全盛をきわめた人の運勢も、乾に入って陽運が陰運に向かうことになったが、西の
兌宮にきて、いよいよ運勢も衰退に向かう。西は秋であるから、万物はすでに実をむすび、しだい
に葉が黄ばみ、枯れていく。太陽が西山に没するごとく、運勢もしだいに沈んでいくのである。ゆ
えに、経済活動も、失費多くして収入これにともなわぬということになるのである。
 しかし、兌は金銭の宮であり、収穫によって得た金があるから、まだ金銭には困らぬのである。
 悦びの星とし、飲食の星とし、金銭の星とする。

 〔総 説〕
 現金、金談、利息、一家団槃、食事、笑い、口論、雄弁、説明、色情、社交、華やか、散財、誘
惑、舞踊、ぜいたく、手術、剣難、巧言令色、中傷、頑迷、欲張り、盗難、盗心、媚態、等。
 〔人 物〕              ’
 少女、妾、歌妓、芸人、芸者、料理屋の女、女給、酌婦、妊婦、非処女、低脳者、講演者、砂の
人、びっこの人、不良少女、等。
 〔人 体〕
 ロ、肺臓、呼吸器、歯。
 〔病 気〕
 口腔疾患、歯痛、胸部疾患、神経衰弱、口熱、梅毒、花柳病、生理の滞り、創傷、打撲症、等。
 〔業種と職業〕
 講演家、金融業、製菓業、米穀業、食品業、飲食店、料理店、喫茶店、質屋、外科医、歯科医、
花柳界、弁護士、銀行員、芸者、ハンドバック袋物業、等。
 〔品 物〕
 刃物、鍋釜、バケツ、ナイフ、フォーク、楽器、半鐘、釣鐘、医療機械器具、工作金具、等。
 〔場 所〕
 花柳界、バー、キャバレー、飲食店、遊技場、講演会場、講堂、結婚式場、沢、窪地、沼沢地、
  低地、溝、掘穴、塹壕、水溜り、溜池、井戸、養鶏場、鶏小屋、鶏肉屋、等。

  〔食 物〕
    肉、スープ、玉子、焼鳥、コーヒー、紅茶、牛乳、ココア、アイスクリーム、汁粉、甘酒、氷

  水類、酒、ビール、その他、食べもの類一般。

  〔動 物〕

   羊、猿、鶏、豹、水鳥い沢鳥の類、等。

 犬〔植 物〕
   秋に咲く草花、月見草、桔梗、尾花、藤袴、撫子、女郎花、しょうが、からし菜、沼沢地帯に生

  える植物一般。

  〔天 象〕
   秋、西風、雨、いままで好天のものが雨になった象、天気変わりやすし、荒模様、黄昏。--、

  〔雑 象〕
             ‐j
   悦ぶ、なげく、歌う、口論、傷つく、剣。

  〔時 間〕

意象  酉の刻、午後五時から午後七時まで。

   四、九の数。それに関連して、十四、十九、二十四、三十四、四十四、五十九、等。


〔色 彩〕
 白色。
〔味〕
 辛味。

八白土星四北施艮官
 総合象意
 八白土星を艮とし、艮は万物が終わりをなすところであり、かつ、はじめをなすところである。
艮を東北とし、「鬼門」とする。艮を止まるとし、始まるとする。古いものが終焉して、新しいも
のが発足する。この変化をする門として鬼門というが、鬼門は起門なのである。それを鬼とするの
は、牛の角と寅の牙のかたちをとっていうのである。すなわち、艮は、旧十二月(丑の月)、旧一
月(寅の月)であるところからいうのである。また、新芽が地下から地上に萌え出るときのかたち
が、牛の角、虎の牙に似ているところからいうのであるともされている。丑の月には、芽は地中に
おいて出ており、寅の月にはそれが地上に出る。地下と地上との境界を「門」として、かくいうの
である(正月にぷ牙出たい’とか。お芽出とう‘というのはここから出ているのである)。
 この、新と旧との分かれ目の象意をとって、継ぎ合わせた物、節のある物、相続する物、すべて
八白とする。
 人事における継ぎ目は相続であるから、家庭において相続の位とする。
 また、節のある物というところから、人体にとっては、関節とする。
 西の兌宮から艮宮に入ると、兌において衰退した運勢がさらに後退し、営業も信用も財産も減少
してくる。その上に、家族や親類、部下巻属のことについても心配ごとができてくる。さきに、九
勢において、四隅はすべて変化の宮であると述べたが、坤宮の変化は悪い方からよい方へと変化す
るのであるが、艮宮の変化は、これからますます悪くなるという変化であるから注意しなければい
けない。
 艮の土は積み重ねた土で、つまり、山である。ゆえに、八白は山の星である。積み重ねる象意か
ら蓄財の星とし、欲の星とし、また、あたらしく起きる勢いであるから、革命の星とする。
 〔総 説〕
 止める、止む、行きづまり、停止、断念、断絶、うち切り、中止、完了、閉店、廃止、廃業、全
滅、返品、断わる(以上終わりの象意)。始める、開始、開業、よみがえる、新規、再起、復活、
出直す、改革、乗り換え(以上始める象意)。移転、休息、売買、改造、両替、取り次ぎ、引き継
ぎ、切り換え、交換、接続、交代(以上、始めと終わりとの混交)。
 在い問題ヽ古い知人、養子、節、継ぎ目、変化、集積、蓄積、組合、クラブ、温和、親切、祖

先、篤実、富豪、境界、静止、・高尚、質
等。
 〔人 物〕
障害、渋滞、守る、待つ、組立中、相続人、留守番、
 少男、子供、幼児、肥満した人、強欲な人、相続人、蓄財家、上木請負人、アパート管理人、家
屋周旋人、仲介業者、旅館、ホテル、銀行外交員、駅員、踏切番、等。
 〔人 体〕
 背、腰、関節、鼻、指、手足のつけ根、こぶ、盲腸。
 〔病 気〕
 腰痛、リュウマチ、背痛、肩こり、鼻炎、蓄膿症、小児麻疹、半身不随、等。
 〔業種と職業〕
 銀行家、旅館業、建築業、セメント業、倉庫業、ホテル業、駅員、踏切番人、不動産業、僧侶、
毛皮業、家具業、高級菓子店、かまぽこ店、等。
 〔品 物〕
 積み重ねた物、継ぎ合わせた物、二個のものを一個とした物、連続した物、積木、重箱、印、屏
風、衝立、綿入、チョッキ、縁台、テーブル、座布団、等。
 〔場 所〕
 旅館、ホテル、倉庫、物置、門、家、船宿、宿泊所、休憩所、停車場、山、高台、土手、堤防、
築山、石段、木戸、出入口、玄関、階段、墓場、突き当たりの家、トンネル、交差点、神社、仏閣、
建て直した家、等。
 〔食 物〕
 牛肉、牛肉を用いた料理、数の子、たらこ、いくら、すずこ、さつまあげ、団子、最中、貯蔵の
きく食べもの類。
〔動 物〕
 鹿、山鳥、牛、虎、鶴、鷺、鼠、きりん、しま馬、百足、集団して生活する習性の動物、嘴の
つよい鳥類。
〔植 物〕
 樹になっている果実類、竹、笥、土筆、茸、甘藷、馬鈴薯、山芋、百合、等。
〔天 象〕
 曇天、天候の変わり目、気候の変わり目、払暁、晩冬。
〔雑 象〕
 高い、留守居、篤実、握る、迷う。
〔時 間〕
 丑の刻、午前一時から午前三時まで。
 寅の刻、午前三時から午前五時まで


九紫火m難離宮
総合象意
 九紫火星は、方位を南とし、離となす。離を、火とし、夏とし、昼とし、明とし、移るとする。
 すなわち、火は燃え移って、一箇所に停滞しない。ゆえに、移るとし、別離の作用あるとする。
 離は火であるから、陽の極で、運勢盛んなるはずであるが、乾、艮において衰退しているので、
表面盛んであるが、内実ともなわず、いうならば、燃え尽きる火の最後に一瞬大きく燃えあがる火
焔の火である。
 前年、艮宮において信用、財産ともに減少し、親類、縁者、知人といえども力になってくれるも
のがなくなった。そこで、面白からぬ感情の衝突や、』事の行き違いが生じ、紛争の種が蒔かれてい
たのであるが、それらが、離宮に入ってすべて表面化することになる。昼であり明であるからであ
る。火の性であるから、激しさと燥しさがある。したがって、縁者知己等との争論、絶交、夫婦の
離別のことなども起きるようになる。
 あるいは、離の作用によって、自分の土地を手ばなし、家屋敷から離れるようなことにもなる。
わるい因縁を持っていると、いよいよ窮したあげく、不正の考えを起こし、文書、印鑑などを悪用
して、刑罰にふれるようなことになる。また、脱税などのことも起きる。離宮には、公難を生ずる
象意があるのである。
 また、離は、麗で、名誉とし、名声とする。麗はあきらかにあらわれるという意であるから、い
ままで努力し善業を積んできた者は、その実力功績が、火の燃えあがるごとくいっべんに世にあら
われることがある。物質的には衰退してくるが、精神的なものの名声、名誉はあがるのである。そ
の反面、悪業をかさねてきた者は、それがあらわれて、公難となり、裁判、訴訟、警察沙汰となる

のである。
 麗は、綺麗で、きらきらしたものをいう。そこで、綺麗なもの、美しいものは、すべて九紫であ
る。花とか、絵とか、着物の模様、美しい細工物、生きものならば金魚とか、緋鯉とか、目に見て
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綺麗なものはすべて九紫だが、精神的に綺麗なものも九紫である。
 学問、知識、教育、宗教に関することは、すべて九紫で、書籍、読書、学者、宗教家、教育家、77
学校、教会、神社、仏閣等、みな九紫である。また、文書、印章、証券、手形、債券なども九紫


 要するに、九紫は、大の星、火災の星、知識の星であり、離別の星であり、争いの星である。
 〔総 説〕
 神、最高、政治、上流階級、顕示、名誉、知識、学問、教育、知能、全盛、熱、光、輝く、移
動、流行、高級品、類焼、二心、気迷い、移り気、勝負、争い、分裂、離別、離散、売名、火、火
事、乾燥、美景、文明、礼儀、君臨、明らか、名誉、法律、聡明、明智、鑑識、相場、視力、天眼
通、露見、死別、生別、切断、手術、裂ける、立腹、紛争、戦争、栄転、華美、装飾、色彩、観兵
式、観艦式、奉祝、お祭り、結婚式、披露宴、運命鑑定、書画の鑑定、読書、写真撮影、測量、診
察、賭博、勝負ごと、興行、出版。
 〔人 物〕
 君主、学者、智者、美人、中女、医師、鑑定者、名誉職、参謀、顧問、理事長、審判者、裁判
官、検査官、監督、測量技師、監視人、看守人、試験官、美容師、眼科医、官吏、未亡人、浮気
者、発狂者、放火者、正装の人、双生児、等。
〔人 体〕
 心臓、眼、頭脳、耳、血液、乳房。
〔病 気〕
心臓病、頭痛、眼病、盲目、近視、乱視、色盲、精神錯乱、大熱のある病、悪寒、火傷、脳溢
血、乳がん、日射病、等。
 〔業種と職業〕
 証券業、興業関係、火災保険業、薬品業、写真機業、書籍業、出版業、宣伝広告業、理髪業、美
容業、化粧品業、装身具小間物業、文房具業、美術商、病院、著述業、書家、画家、眼科医、裁判
官、警察官、新聞記者、芸能人、芸者、ダンサー、ファッションーモデル、神主、等。
九星象意
 〔品 物〕
 株券、公債、手形、証書、書籍、雑誌、設計図、記録書類、原稿、契約書、願書、委任状、推薦
状、手紙、文書、名刺、免状、教科書、学校用品、国旗、表札、神札、錦絵、アクセサリー、礼
服、勲章、テレビ、メガネ、電灯、ランプ、ろうそく、ライター、マッチ、鍋、釜、等。
 〔場 所〕
 諸官庁、裁判所、警察署、交番、消防署、駐在所、見張所、燈台、信号所、議事堂、火事場、デ
パート、劇場、映画館、博物館、学校、図書館、役場、役所、教会、布教所、祈祷所、選挙場、く
じ引場、宴会場、噴火口、山の南部、分水嶺、花柳街、華美繁昌の地、燈明、神仏の前、等。
 〔食 物〕
 海苔、干物、馬肉、蟹、すっぽん、貝類、色彩の美しい食べ物、洋酒類、カクテル、かん酒、等。
〔動 物〕
     考‘じ                                             80
 孔雀、短、七面鳥、錦鶏鳥、金魚、熱帯魚、亀、海老、カメレオン、おうむ、いんこ、馬、等。 2
 〔植 物〕
 百日紅、紫陽花、紫雲英、牡丹、弓薬、南天、紅葉、等(美しく咲いた花は、全部九紫にふくま
れる)。
 〔天 象〕
 夏、太陽、晴天、日中、暑い、旱天、温かい日。
 〔雑 象〕
 火、火災、光明、光、輝く、発見、露顕、離別、除名、手術、切断、裂ける、喧嘩、紛争、立
腹、栄転、昇位、名誉、名声、華美、装飾、奉祝、綺麗。
 〔時 間〕
 午の刻、午前十一時から午後一時まで。
 〔数〕
 二、七の数字、それに関連して十二、十七、二十二、二十七、三十二、等の数字。
 〔色 彩〕
 赤色。
 〔味〕